2007年07月26日

いわゆる禿げ(はげ)とは

脱毛は、現象として人もしくはそれ以外の動物に生えている毛の一部ないし全部が抜けてなくなることです。しかし、脱毛は、意志とは無関係である疾患の脱毛症や生理現象としての禿げと、意図的に除去する脱毛は異なる性質のものとして理解すべきであると思います。脱毛症(だつもうしょう)もしくはいわゆる禿げ(はげ)とは、加齢や病気などによって、頭や身体の毛が抜け落ちることです。
最近のエステティックサロンでは、レーザー脱毛が日常的に行われているようですが、基本的には医師免許のない者が脱毛行為をする事は医師法違反となります。2001年(平成13年)11月8日付けの厚生労働省医政局医事課長名の「医師免許を有しない者による脱毛行為等の取扱について」では、医師でなければ出来ない行為を記しています。
まれにストッキングの中ですげ毛の渦が巻いている女性を見かけたりしますが、お世辞にも格好良いとはいえません。また、自分で処理できる画期的な脱毛方法や対処方法も無く、剃刀や毛抜き、脱毛クリーム、ワックス、中には線香で焼く人もいるそうです。無駄毛の処理は本当に大変です。しかし体毛自体は人が生きてゆくことにおいて重要な役割を持っているのではないでしょうか?本来、外敵や暑さ寒さから身を守る役割があるのですが、進化して体毛が薄くなった人間にとってはサルやゴリラなどの動物ほど体毛は重要な役割は持っていないと思います。
いわゆる禿げた頭と脱毛法によって毛がなくなった皮膚には、いずれに対しても「つるつる」や「つるぴか」など、同じ擬態語が異なった文脈の中で用いられます。また、思春期を過ぎても陰毛が生えていないか、極端に少ない女性は俗にパイパンと呼ばれる(しばしば猥褻なニュアンスを伴う)。本来は無毛症に対して用いられる言葉ですが、脱毛法や剃毛によって陰毛を取り除いた女性もパイパンと呼ばれることがあります。(脱毛症と無毛症は同一ではないものの)このような例のように、言語の用法においてはあえて区別されないこともしばしばあるようです。




Posted by ケンタ at 23:29